人を知る 指先でインフラを支えるという
言葉にならないやりがい。

Oさん

2014年入社/システムエンジニア

指先でインフラを支えるという
言葉にならないやりがい。

Q1開発環境の魅力を教えてください。

Delphiという言語を知らなかった私がインフラ設計を支えられた。

当社の魅力の一つは研修が充実していることです。入社後に外部でプログラムの研修(C言語)を受講し、業務のベースを習得できます。そして、研修後は経験豊富な上司や先輩から実際の業務を通じてプログラムや土木の知識を深めていきます。大学時代は交通工学を専攻し、Delphiという開発言語があることも知らずに入社した私でしたが、今では自分が開発したプログラムで日本の鉄道や道路などインフラ設計を支えられていることには驚きを感じています。
また、仕事に慣れてくると、ソフトウェア商品開発の商品企画から、外部仕様作成、コーディング、テスト、マニュアル作成の全工程に携わることができます。一気通貫でソフトを作り上げることはMTCならではの仕事のやりがいだと思います。
システム開発というと、パソコンに向かって仕事をするイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、当社の場合は営業とお客様を訪問する機会が多くあります。直接ご意見を伺うことで、より有用なプログラム開発ができ、技術力の向上を実感できることもMTCの特徴であり、魅力ですね。

Q2達成感を感じた案件はありますか?

営業同行で頂いた「リリースを待っていた」の言葉で努力が報われた。

私が担当している「信号時間検討システムAPS-λ」というソフトは、ある専門書籍を計算根拠として使用しています。その書籍の大幅改訂によりプログラムの改修が必要になることがわかりました。計算根拠を理解することからスタートし、新旧書籍を比較して変更点をまとめ、画面入力、計算、計算書出力などの処理へ反映させる地道で緻密な対応を行いました。リリースしたのち、営業同行でお客様にシステムを説明した際に「助かりました」「リリースを待っていました」という声をいただいたときには達成感を感じられました。また、自分たちのソフトがお客様に本当に必要とされていることも再認識できました。
また、「平面図作成支援システム APS-DIM」というソフトでは、あるフォーマットの追加を担当しました。お客様の使用状況や要望を細かくヒアリングすると、ご要望を叶えるためには全く未経験のプログラム開発に挑戦する必要があることがわかりました。自身で調べるのはもちろん上司や先輩に聞くなど試行錯誤しつつ、最終的に形にすることができました。新しいことに挑戦し、自分の技術力を伸ばせたことで達成感を得られました。

Q3MTCならではの珍しい取り組みはありますか?

日本大学との連携で、次の世代のエンジニアを育成しています。

年に1度、私の母校である日本大学の交通システム工学科にご協力いただき、ゼミの学生向けに「信号時間検討システムAPS-λ」の体験学習会を行っています。学生が手計算で行った需要率計算をソフトに入力して、計算書出力をする一連の流れや、無信号交差点、ラウンドアバウトの検討をし、どのようにすれば効率のよい交通制御ができるのかを考えてもらっています。弊社のソフトウェアは、建設コンサルタントをはじめ、官公庁や鉄道会社等で使われており、学生が就職する前に、実際の業務で使用するソフトの体験をすることは、有意義な取り組みだと思っています。